
「建築と都市の未来はどこに向かうべきか」を考えるために、建築・都市・社会を相互に関連づけながら議論していくことを目的としています。国内外の建築家をはじめ、都市デザイナーや社会学者、思想家、批評家など、様々な分野の専門家を招聘して行うオムニバス・レクチャーです。
本講座は、「建築講座」「都市講座」のふたつのシリーズで構成され、建築と都市の概念を横断し、拡張していくようなテーマを設定し、年間各シリーズ8回(計16回)を開催します。スタジオでの設計課題だけではなく、このような専門家の講義を通して建築を取り巻く世界観を再構築し、建築の概念の広がりを認識できるプログラムです。
また、「建築講座」「都市講座」の各1回ずつを横浜市と協同で開催する市民公開講座とし、他大学の学生や横浜市民にも開いていくことで、一般社会の建築・都市への関心を高めていくことを狙いとしています。
建築は誰のためにつくられるのか。どんなに小さな建築でも、その建築は周辺環境に影響を与えてしまう。逆の見方をすれば、それが公共建築であったとしてもマンションのようなディベロッパーが開発した建築であったとしても、その建築はその地域社会の重要な社会資産である。単に特権的な利用者のためだけの建築ではない。つまり建築は常に社会性を担っている。「誰のためにつくるのか」という問いは、どのような社会的な責任を私たちが担うのかという根源的な問いである。 コーディネーター:山本理顕(Y-GSA校長)
2010年5月18日(火)
「コトづくりからのまちづくり」講師:岡部友彦(コトラボ合同会社代表)司会:飯田善彦(Y-GSA教授)
2010年6月8日(火)
「公共圏」はデザイン可能か?講師:小野田泰明(東北大学大学院工学研究科教授、建築計画家)司会:北山 恒(Y-GSA教授)
2010年6月29日(火)
講師:小嶋一浩(東京理科大学教授、建築家)司会:西沢立衛(Y-GSA教授)
2010年7月27日(火)
「講師:北田暁大(東京大学准教授・社会学)司会:山本理顕(Y-GSA校長)
これまで公共は行政に担われるものと考えられてきたが、近年では様々な主体が公共を担うようになり、その結果、時代のニーズに呼応する新たな公共を生み出している。都市づくりにおいて行政が担う公共は社会資本整備によって実現してきたが、時代のニーズに呼応する新たな公共は多くの、多様な主体が社会関係資本を構築し実現するものである。その結果、画一的な公共の実現から、社会の変化に対応する柔軟な公共の実現へと移行し、「新たな公共へ」の道筋が見えてきている。そのような動向に関する原論と実践について幅広く知見を展開する。 コーディネーター:小林重敬(Y-GSA特任教授、東京都市大学教授)、鈴木伸治(横浜市立大学国際総合科学部准教授)
2010年4月27日(火)
エリアマネジメントと「新しい公共」ー大都市中核駅を中心とする「まち造り」と「まち育て」ー 講師:小林重敬(Y-GSA特任教授、東京都市大学教授)
2010年5月25日(火)
「横浜の都市デザインに見る都市空間の公共性」講師:鈴木伸治(横浜市立大学国際総合科学部准教授)
2010年6月22日(火)
講師:椎名一博(三井不動産S&E総合研究所所長補佐)司会:小林重敬
2010年7月6日(火)
「講師:安部大輔(都市計画家)司会:鈴木伸治