workshop2

2008年度
趣旨・概要

趣旨

2008年夏、Y-GSAはバルセロナの建築家ルイス・ファルコン氏と共に、横浜中心市街地を対象地としたワークショップ「Mult_Ramblas YOKOHAMA」を実施した。

「Multi_Ramblas」はカタルーニャ工科大学でのファルコン氏のIntelligent Coastという研究室が、バルセロナでいくつかの大学と行っている3段階のワークショップのうちのひとつである。バルセロナの有名な観光街路の名前を冠したこのワークショップのねらいは、日本ではまだなじみの薄い「ツーリズム」という概念を都市戦略のツールとして用い、構想することであった。そして濃密な9日間を経て、横浜の未来のツーリズムに対するプロポーザル、「イプシロン・シティ」をまとめた。

「なぜ、横浜でツーリズムのワークショップを行うのか?」

ツーリズムは都市を観光地化するものとして捉えられてきた。しかし、それはツーリズムのひとつの側面でしかない。本来は人々を呼び込み都市を動かすことこそツーリズムの力である。ツーリズムは都市を向上させる新しいツールとして捉えるべきなのだ。世代が変わりゆく中で社会は変容し、今後は脱工業化が加速していく。その変容は港湾部に見られる工業地域を商業地域へと変えていった。

そして横浜は今、変わろうとしている。東京のベッドタウンとしてではなく、2007 年「文化芸術創造都市----クリエイティブシティ・ヨコハマ」という新しい都市ビジョンを掲げ、ウォーターフロントとしてのポテンシャルを持つ横浜港を中心とする新しい横浜らしさを獲得しつつある。このときツーリズムは才能ある人々を呼び込み、横浜という都市を向上していくツールになるのではないだろうか。

このワークショップは、横浜の将来を「地域の文化的な価値・ツーリズム・才能」という3 つのインテリジェント・タレントに基づく、未来への提案である。

ワークショップ趣旨:ルイス・ファルコン [要約]

概要

テーマ:Multi_Ramblas YOKOHAMA

期間: 2008年7月31日(木)〜8月8日(金)

活動拠点: Y-GSAスタジオ(横浜市中区北仲通5-45松島ビル3・4F)

内容:
講師による「ツーリズム」のレクチャー
横浜観光コンベンション・ビューローによるレクチャー
横浜港ウォーターフロント地区の調査(都市の実態・来訪者とランドスケープ・名物と産業・競合都市)
調査結果のプレゼンテーションと講師によるレビュー(中間講評会)
デザイン演習(グループ作業による図面・スケッチ・模型等の制作、エスキース)
プレゼンテーション(最終講評会)

指導教員:
ルイス・ファルコン(カタルーニャ工科大学 [UPC] Intelligent Coast研究室教授)
http://www.intelligentcoast.es/

最終講評会クリティーク:
田井幹夫氏(建築家・アーキテクト・カフェ 建築設計事務所代表)
藤原徹平氏(建築家・隈研吾建築都市設計事務所室長)
山本理顕、飯田善彦(Y-GSA教授)

参加者:
岡田寛規、木野史朗、池谷夏菜子、小野良輔、小林雄太、杉浦洋平、高橋真未、田邊都、辻琢磨、圓木裕基、徳野由美子、仁井田百合、橋本健史、廣岡周平、福井啓介、横川天香、Topa Rita(以上17名)
 
主催:横浜国立大学大学院/建築都市スクールY-GSA

企画:寺田真理子(Y-GSAスタジオ・マネージャー)
   ルイス・ファルコン

協力:横浜市
   横山悠(横浜観光コンベンション・ビューロー専務理事)
   岡部明子(千葉大学大学院工学研究科准教授)

運営:寺田真理子、田畑実希子(Y-GSAスタジオ・アシスタント)

ページのトップへ