
テーマ:建築と都市、さらには土木とインテリア
小嶋一浩のプロフィール
November 14, 2011 2:41 PM | Category:
2011年後期小嶋スタジオが始まりました。設計助手は、森が担当します。
テーマは、「FAU-USPを再読し、都市イノベーション学府を設計する」です。
ブラジルの近代建築の持つ力強さを読み解き、様々なアプローチが出てくることを期待します。皆さん頑張って設計にのぞみましょう!
2011年後期 小嶋スタジオ課題
再読
"Faculty of Architecture and Planning, University of Sao Paulo (FAU-USP)"
1961-1968 By Joao Vilanova Artigas
そこから組み立てられる現代の建築とは?
最近、サンパウロでの講演+展覧会に招聘されて、初めてブラジルを訪れる機会を持った。
ずっと行ってみたかった南米なのだが、実際に訪れるのは今回が始めてである。
10日ほどの時間を確保して、4都市を駆け足で廻り、ニーマイヤー以降の近代建築を見た。
「なぜ、現在の建築は、このようにできていないのだろう?」
そう、自問しないではいられないような、瑞々しい近代建築が多くあった。
ニーマイヤーなら、イビラプエラ公園・コパン・ブラジリア大学・外務省・国会
リナ・ボ・バルディなら、SESC Pompeiaのスタックされたスポーツ施設群(MASP(サンパウロ美術館)が有名ですが、個人的にはこっちに衝撃を受けました)
Paulo Mendes de Rocha ならブラジル彫刻美術館(といっても最新作(=現代建築)を見る時間がなかった)(この人は数年前のプリッカーアワード受賞者です)
とわずかな日数での滞在・体験でも名建築が目白押し。(もちろん未体験の名建築は背後にたくさんあることでしょう)
故に、もう少し時間をかけて考えてみたくなった、それがこの課題です。
課題の進め方は、
① 表題の建築(FAU-USP)を、実地に見る(あるいは1:50くらいの模型で再現して空間を体験する)ことからスタートします。(最初の10日間ぐらい。全員が模型なら1週間)
② その空間体験をもとに、何が今新鮮なのか? 何を今見失っているのか? あるいはこんなことを今更考えても仕方ないのか? など議論し、「建築にできること」を参加者各自が設定します。(結果としてFAU-USPあるいはブラジルの近代建築とはかけ離れるのもOKです)
③ 上記設定にもとづいてUI(都市イノベーション)学府全部が入る建築を設計します。当然Y-GSAも含むこととします。今年度からUIが立ち上がったわけですが、まだまだその姿が見えてこないので、UIを分析し、その可能性を最大化するような建築を考えたい。都市イノベーションの内容への理解と解釈を空間化すること。敷地は、敷地は馬車道・新港ピアあたり(もとのY-GSA近く)で1万平方メートル以上で各自設定すること。当然ながら都市との関連が問われます。
④ 梅本先生がトップの学府です。映画のシーンになるような都市的空間が期待されます。(「パレルモ・シューティング(ベンダース)」に出てくるSANAAのエッセン、見ましたか?)
⑤ あとはひたすら設計・エスキス
⑥ スタジオ講評会
⑦ 全体講評会
おもしろい建築の設計を期待します。大きな模型の提出は必修。
Permalink | Posted: Rie Mori