October 3, 2007 4:06 PM | Category: 授業

後期授業スタート

いよいよ後期の授業もスタートです。
メンバーも一新し、新しい課題も発表されました。

『居住都市宣言』


20世紀の都市は居住のための都市として構想されたわけではない。中心は経済活動を活性化させるための場所である。その場所はその都市の住人に対して特別な敬意が払われている場所ではない。むしろ、中心に商業施設、その周縁に住宅地という風景が最も見慣れた近代都市の風景である。
20世紀に発明された住宅の形式は、だから、その都市の中心からの距離を前提にできあがっている。
その形式は極めて単純である。
一つの住宅に一つの家族が住む。この家族という単位を極めて高い独立性を持った単位と見なす。つまり、一つの住宅は他の住宅と相互に関わりを持たない。
それが基本的な形式である。相互に関わり合いを持たない住宅は、その配列の原理を持つことがない。つまり「集合の形式」を持たない。
私たちは未だに都市に居住する、その居住原理を発見していない。都市の本来の主人であるはずの、その住人たちのための空間を発明していない。
つまり、都市の中心にも、あるいはその周辺にも居住のための原理は構想されてこなかったのである。
本来、都市は住むための場所である。居住のための場所として都市を再構築するにはどのような手だてがあるのか。
どのような単位を居住単位として考えるのか、どのようなコミュニティーのシステムを考えるのか、高齢者や子供たちは都市の中のどのような住人なのか。
具体的にそれを建築の問題として考える。どのような「居住都市」のデザインが可能か。
私たちが住むに相応しい「居住都市」を構築する。


山本理顕

| Posted: Takenori Miura

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