
August 10, 2009 11:00 PM | Category: 山本
末光さんが前期課題をかなり手際良くまとめてくれた。私もほとんど同じ意見です。ただ、それぞれの人たちの作品が具体的にどのような作品だったのか分からない、山本スタジオ以外の人が見てもちょっと分かりにくいかも知れない。必要に応じて作品の模型写真なりがあるといいんだけどね。
その末光さんの意見の中で、「個人というある種の自由を前提とした居心地の良さに慣れ親しんだ現代人・・・」と書いているのは非常に重要だと思う。というのは、この議論は60年代の後半から共同体の話をするときに必ず話題になる前提だからである。でも、最近、「地域社会圏」ということを考え出して思ったのだけれども、その「個人という自由」を前提とした居心地の良さを享受しているというのは、ある種の特権性なのではないかということである。個人の自由を前提とすることができない人たちは実は私たちが思っているよりも、猛烈に大勢いるんじゃないかと思う。個人としてではなくて、一つの枠組みに組み込まれて、そのようにカテゴライズされることによって、自分が何者であるかを外側から決めつけられてしまう人たちである。例えば障害を持った人たち、あるいは女性、高齢者、在日外国人、そういう、個人であるよりも前に外側からカテゴライズされちゃうというのはどこか今の社会のシステムに欠陥があるからだと思う。「個人という自由」を前提ににすることによって、実はそこから排除される人たちをつくりだしちゃっているように思う。
そこは末光さんの指摘のように、この「地域社会圏」という課題にとって極めて重要だと思うので、もう少し詳しく説明します。この次のブログでね。
Permalink | Posted: Riken Yamamoto