August 16, 2009 3:50 PM | Category: 山本

山本です。数字。

「地域社会圏」という考え方について以前に話をしたけど、その「圏」という言葉にこだわるのは、それが何らかの空間的な解釈を前提にしているからである。地域社会について考えることは単に共同体の政治的な仕組みについて考える事では無くてその空間的な仕組みの提案を含んでいる。「1住宅=1家族」が「住宅」という空間的な仕組みをつくることで国家の運営のシステム(制度)を見事につくり上げたように、それでは「地域社会圏」では「住宅」に代わるどのような空間的な仕組みをつくれば良いのか。「圏」という言葉にはそのような意味が込められている。
だから廣岡の言うように、空間的な仕組みを考えることは、そのままそれは制度をデザインすることである。「地域社会圏」はどのような空間の仕組みを前提として、どのような制度(システム)つくるのか。だからこそ数字が重要なのだと思う。「1住宅=1家族」システムと「地域社会圏」システムとはどこがどう違うのか。その違いを数字で示す事は極めて重要だと私も思う。
杉浦の言うように、地域の固有性と共に「地域社会圏」は考えられるべきだと思う。谷戸のような地形の特異性もあるだろうし、地域社会密着商店街のような特別の個性を持った場所もある。その地域の固有性と共に考えられるべきだと思うし、その固有性を発見する目が問われるのだと思う。「1住宅=1家族」システムのように日本中標準化する事を前提に組み立てられるシステムでは決してないのだと思う。
INAXの本ではデータ(数字)が重要になる。そのデータをどう視覚化するか、それをみんなで考えてください。昨日の打ち上げでの、樫原さん、藤原さんからの指摘はそのヒントになったと思う。

| Posted: Riken Yamamoto

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