2009年10月

October 4, 2009 8:39 PM | Category: 山本

山本です。「地域社会圏データ」

明日から14日まで出張でいません。10月16日、木村草太さんの講演の前に「地域社会圏データ」の打ち合わせをしたいと思います。それまでに一度まとめてみてください。当日INAXの編集の高田さんがいらっしゃいます。高田さんと一緒にもう少し詳しく話ができると思います。本の中の16頁分がY-GSAで担当するボリュームです。かなり重要な役割なのでよろしくお願いします。
木村草太さんは首都大学の准教授で憲法学者です。建築に詳しい人なので、建築と法律とのかなり面白い話が聞けると思います。といっても建築基準法がどうのというような話ではなくて、建築はそれだけで共同体的なのではないか、つまり見えない法律のような役割を果たしているのではないのか、というような話になるのではないかと思います。邑楽町裁判でもいろいろと助けて頂いた方です。期待してください。

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| Posted: Riken Yamamoto

October 19, 2009 5:17 PM | Category: 課題

地域社会圏データ 第二回エスキースとその後打ち合わせ報告

後期山本スタジオ修士2年、仁井田百合です。

現在、後期山本スタジオではインディペンデントスタジオの学生2名と協力し、地域社会圏データのまとめを行っています。ここに、まとめ・意思共有として今までの話し合い内容と進捗状況について、簡単にですが記しておきます。

話し合いの内容

【地域社会圏データの目的と意義】
「一家族一住宅ではなく、仮に400人程度のまとまりを検討してみる」事の意義・成果をデータで示すためのもの。そのまとまりに関わる・そのまとまりを作り出している様々なデータを一堂に会することで、その地域で起きていることやポテンシャルを認識することができる。

【構成】
1〕 8つの項目
400人という規模で考える事にどのような有効性がみられるかを示す。
検討される項目は8つ。
「空間」「交通」「医療」「防災」「環境・エネルギー」「シェアリング」「経済」「制度設計」
一家族一住宅のシステムを検証し、地域社会圏の考えられる状態と比較する。

2〕 6つのタイポロジーと地域社会圏
地域社会圏とはその場所の特性・条件があってこそ生み出される。
ここでは「農業地」「商店街」「木造密集」「郊外・ニュータウン」「団地」「都市中心部高層」の6つをタイポロジーとして用い、それぞれに上の8つ項目がどのような状態でみられるかを示す。


進行状況

現在、後期山本スタジオとインディペンデントスタジオの学生11名で作業中です。
まず最後のエスキースで打ち合わせしたことを整理し、第1節の8項目と新しい資料ページの作成に入りました。

[全体に注意すること]
・出典をはっきりさせること
・400人というまとまりを見せることを常に意識する文・データ・図を示す
・第2節6つのタイポロジーへ適用していくことを意識しながら作成する

「空間」
一敷地ごとの建ぺい率と地域全体で見る建築率の違いをはっきり示す。

「交通」
ただカーシェアと駐車場の情報をのせるのではなく、公共交通・地域交通との組み合わせ(規模・金銭など)から有用性を出す。
スタジオ参考資料としてクリチバのバス交通について調べる。

「医療」
キューバのホームドクターの事例の数値・規模・条件・状況を整理。
400人規模への医療がどのような規模・内容になるのかを合わせて見せる。
ここでの目的は地域により近い医者の存在をつくること、それが地域のニーズとどのように合わさっていくかを整理すること。

「防災」
防災リスク管理、密集地での団地認定など実証データを集める。
防災関係の研究室に相談・チェックをお願いする。

「環境」
出典をチェックし、また現在はどのようなエコシステムがあるのかを調べ、400人の規模でどのように有用かを示す。

「シェアリング」
前回山本先生とのエスキースでデッドストック調査の話が出た。部屋の中に溢れるモノが占めるスペースをどのくらいか面積を出し、そこからまとまった倉庫を持つことなどの利点を示すという方法が出たが、17日の学生打ち合わせで「押入れに閉まっているものは共有ストレージを利用する価値はあるが、部屋に出ているものは使うから出ていることが多く、その分はシェアリングには関係しないのではないか」という意見が出された。
よって今回この調査としては、マンションと公団からバスルーム・キッチン・押入れの面積を引き出し、それを共有することでどのくらいの面積が個人に戻ってくるかを示すことになった。

「経済」
地域通貨について示す。
その流通システムと、ボランティアなどの規模を想定した金銭シュミレーションを計算して見せる。

「制度設計」
400人はどのような共同体組織となるか。小規模多機能施設などの地域コミュニティー機関を例とし、どのようなシステムで運営されることになるかを示す。

「400人というまとまりでは何が起きているか」
高齢者は400人中何人、ボランティア活動が出来るのは何人、小学生は何人、などのデータを集め、400人はどのような集団なのかを示す。


それぞれ担当が現在作業中です。
次回の話し合いは22日、三浦さんと行います。

| Posted: Y-GSA Webmaster

October 19, 2009 10:02 PM | Category: 山本

山本です。東さん藤村さんとの鼎談。

仁井田の言うように「地域社会圏データ」は今回のINAX本の中で、極めて重要です。「地域社会圏」という考え方のリアリティーを検証するデータになると思います。できるだけ誰が見ても、「1住宅=1家族」よりも遙かに有効だということが実感できるようなデータの作り方を心がけてください。
そのINAX本で東浩紀さん、藤村龍至さんと鼎談をした。
藤村さんが「地域社会圏」をテーマにしてプロジェクトをつくっているので、そのプロジェクトを巡って話をしたのである。東さんの話は主に北田暁大さんとの共著「東京から考える」を中心にして地域社会がうしなわれてしまった今、どこにどのように住むのか、ご自身の育児体験と一緒に話をされた。
住宅が「1住宅=1家族」というシステムによって供給されるようになって、地域社会が一気に標準化されていってしまった。地域社会の標準化された風景が所謂「郊外」の風景である。その風景が社会学者の恰好の研究テーマになってきたのはみんなよく知っていると思う。そこまではおそらく多くの人たちの共通認識である。

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| Posted: Riken Yamamoto

October 23, 2009 11:23 PM | Category: 課題

8項目×SML、8項目×タイポロジー

修士2年、仁井田です。
10月22日に後期スタジオ+インディペンデントスタジオ+三浦さんでミーティングを行いました。以下、簡単な経過報告です。

22日は前記した前半部分の8項目(空間、交通、医療......)をそれぞれ調査し、報告して今後のまとめ方や記載事項をそれぞれ検討するために打ち合わせを行った。
そこで出てきた考えをまとめる中で、ある発見があった。

私達は今まで、「一家族一住宅」ではなく、「あるまとまり」の400人で考えることの価値を提示してきた。これはつまり、個人や一家族という小さい単位(S)と、市町村などのより大きなまとまり(L)でない、400人程度のあるまとまり(M)について考えていると言えるだろう、ということだった。

その「SとLだけでなく、Mも考えよう」というフレーズをもとに8項目を検討した。例として、数点を以下に示す。

・医療
大病院や大施設(L)か個人の家のケア(S)だけだったところへ、ホームドクターなどの町医者やボランティアなど幅広い人々が携わる400人位のまとまりでのケア(M)を考える。

・エネルギー
自家発電(S)か火力発電所(L)だけでなく、ある地域単位でエネルギーの循環をつくること(M)で効率よく無駄を少なくエネルギー生産・活用する。

・シェアリング
「一家族一台」(S)で個人が実はもてあましているものを無理なく共有し、その機能・可能性を膨らませたり、コミュニケーションのきっかけとなるようなシェアリング(M)の提案。


これらの考え方により、リサーチデータの編集は以下のようになると、話し合いの最後に辻君がまとめてくれました。

・リサーチ部分序文「地域社会圏の8項目とSMLの話」
・8項目とSMLのページ
・日本が400人の街だったら(見開きデータ)
・8項目と地域タイポロジーごとの地域社会圏の関係データ

しかし、この8項目と地域タイポロジーごとの地域社会圏の関係データは予測不透明な部分も多く、26日の山本先生とのミーティングでは一度リサーチしてきたことを報告し合い、どのようにしていくか再度話し合いたいと思っています。

| Posted: Y-GSA Webmaster

October 24, 2009 6:16 PM | Category: 山本

山本です。SML

SMLというのは面白い考え方だと思う。
S:一人から10人程度の小集団、今までの家族もここに入る、あるいはシェアリングで一緒に住む。あるいは高齢者だけの小集団、一人でもいい。別に家族を装わなくてもいい。それが面白いところだと思う。
M:Sに対するインフラの役割を果たす集団。M集団に帰属しているという意識、あるいは景観意識
L:行政単位、市町村のような今までの行政単位はM集団を前提にする。M集団が例えば三つなら三つ集まると、その三つに対して何らかの行政サービスがあるとか。
そのM集団を「地域社会」と呼んでいるわけだけれども,「地域社会圏」という場所をもっていることが重要だと思う。
次の山本スタジオ、インディペンデントで集まるのはいつでしたっけ?

| Posted: Riken Yamamoto

October 24, 2009 11:04 PM | Category: 課題

次回山本・インディペンデントスタジオ

次回のスタジオは26日(月)12時からです。よろしくお願い致します。

SMLの話、山本先生の定義の仕方だと私達が考えていたものから更に、SもMもLも再度設定するという事になってくると思います。確かに前回の話し合いの中で使われていた「S」という言葉も個人世帯や核家族などと広義に捉えていましたが、「SかLしかない」というようにそこを否定的に用いるのでなく、再設定していくことで提案の形でSMLの言葉を使うこともできると思いました。

現在分担して作業している考え方とは少し異なるので、ミーティングのとき整理しながら話し合いたいです。

仁井田

| Posted: Y-GSA Webmaster

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