October 19, 2009 5:17 PM | Category: 課題

地域社会圏データ 第二回エスキースとその後打ち合わせ報告

後期山本スタジオ修士2年、仁井田百合です。

現在、後期山本スタジオではインディペンデントスタジオの学生2名と協力し、地域社会圏データのまとめを行っています。ここに、まとめ・意思共有として今までの話し合い内容と進捗状況について、簡単にですが記しておきます。

話し合いの内容

【地域社会圏データの目的と意義】
「一家族一住宅ではなく、仮に400人程度のまとまりを検討してみる」事の意義・成果をデータで示すためのもの。そのまとまりに関わる・そのまとまりを作り出している様々なデータを一堂に会することで、その地域で起きていることやポテンシャルを認識することができる。

【構成】
1〕 8つの項目
400人という規模で考える事にどのような有効性がみられるかを示す。
検討される項目は8つ。
「空間」「交通」「医療」「防災」「環境・エネルギー」「シェアリング」「経済」「制度設計」
一家族一住宅のシステムを検証し、地域社会圏の考えられる状態と比較する。

2〕 6つのタイポロジーと地域社会圏
地域社会圏とはその場所の特性・条件があってこそ生み出される。
ここでは「農業地」「商店街」「木造密集」「郊外・ニュータウン」「団地」「都市中心部高層」の6つをタイポロジーとして用い、それぞれに上の8つ項目がどのような状態でみられるかを示す。


進行状況

現在、後期山本スタジオとインディペンデントスタジオの学生11名で作業中です。
まず最後のエスキースで打ち合わせしたことを整理し、第1節の8項目と新しい資料ページの作成に入りました。

[全体に注意すること]
・出典をはっきりさせること
・400人というまとまりを見せることを常に意識する文・データ・図を示す
・第2節6つのタイポロジーへ適用していくことを意識しながら作成する

「空間」
一敷地ごとの建ぺい率と地域全体で見る建築率の違いをはっきり示す。

「交通」
ただカーシェアと駐車場の情報をのせるのではなく、公共交通・地域交通との組み合わせ(規模・金銭など)から有用性を出す。
スタジオ参考資料としてクリチバのバス交通について調べる。

「医療」
キューバのホームドクターの事例の数値・規模・条件・状況を整理。
400人規模への医療がどのような規模・内容になるのかを合わせて見せる。
ここでの目的は地域により近い医者の存在をつくること、それが地域のニーズとどのように合わさっていくかを整理すること。

「防災」
防災リスク管理、密集地での団地認定など実証データを集める。
防災関係の研究室に相談・チェックをお願いする。

「環境」
出典をチェックし、また現在はどのようなエコシステムがあるのかを調べ、400人の規模でどのように有用かを示す。

「シェアリング」
前回山本先生とのエスキースでデッドストック調査の話が出た。部屋の中に溢れるモノが占めるスペースをどのくらいか面積を出し、そこからまとまった倉庫を持つことなどの利点を示すという方法が出たが、17日の学生打ち合わせで「押入れに閉まっているものは共有ストレージを利用する価値はあるが、部屋に出ているものは使うから出ていることが多く、その分はシェアリングには関係しないのではないか」という意見が出された。
よって今回この調査としては、マンションと公団からバスルーム・キッチン・押入れの面積を引き出し、それを共有することでどのくらいの面積が個人に戻ってくるかを示すことになった。

「経済」
地域通貨について示す。
その流通システムと、ボランティアなどの規模を想定した金銭シュミレーションを計算して見せる。

「制度設計」
400人はどのような共同体組織となるか。小規模多機能施設などの地域コミュニティー機関を例とし、どのようなシステムで運営されることになるかを示す。

「400人というまとまりでは何が起きているか」
高齢者は400人中何人、ボランティア活動が出来るのは何人、小学生は何人、などのデータを集め、400人はどのような集団なのかを示す。


それぞれ担当が現在作業中です。
次回の話し合いは22日、三浦さんと行います。

| Posted: Y-GSA Webmaster

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